伝承野菜という「食べられる宝物」が受け継がれていく未来。

世代を超えて種が伝えられてきた、その地域ならではの野菜や果物。それらの「伝承野菜」は栽培方法や味わい、食べ方にも個性があり、地域独自の文化と深い関わりを持っています。昔の作り方や食べ方を再現すれば五感がタイムスリップし、当時の人と感覚を共有できる。伝承野菜とは言わば、地域の文化を伝える「食べられる宝物」なのです。
私たち「山形食べる通信」は、伝承野菜が日本一多く残っている山形県で、伝承野菜を未来へ保存・継承するための活動を行っています。今回は温海地域の伝承野菜の生産者さんを訪ね、これからの継承の形を一緒に探ってみませんか。

  • 開催期間

    8月25日(金)-27日(日)

  • 主な会場

    山形県 鶴岡市

  • 参 加 料

    5万円(東北オープンアカデミーメンバーシップ登録料含む)

  • 定  員

    10名

伝承野菜という「食べられる宝物」が受け継がれていく未来。

日本で唯一の「食文化創造都市」に認定!

まだ「地産地消」という言葉への馴染みが薄かった2000年に地域の素材を活かしたレストランとしてオープンし、地産地消イタリアンの先駆けとなった「アル・ケッチァーノ」。その奥田政行シェフと共に伝承野菜の農家を訪ね歩き、伝承野菜の学術的な価値を説いてきた山形大学の江頭宏昌教授。そして、この2人の活動を追いかけたドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の全国的なヒットにより、山形県の鶴岡市は伝承野菜の保存や継承に関わる取り組みで先進地となっています。加えて、季節ごとの行事食や海・山の恵み、山伏のための精進料理など、多様な食文化が現在も暮らしに息づいていることから、国内で唯一、UNESCOの「創造都市ネットワーク」食文化部門で認定を受けている都市です。今回は鶴岡市温海地区を中心に伝承野菜の生産者を訪問します。それぞれの取り組みの「いま」を学び、「これから」のあり方を一緒に創造していきましょう。

伝承野菜という「食べられる宝物」が受け継がれていく未来。

つくる人を増やすために、食べつづてもらいたい。

「育てるのが大変だからもう今年で止めようと思っても、おいしいって言われると、また来年も頑張らないとって思ってしまうんだよの」。これは、伝承野菜のカブを育てるおばあちゃんの言葉です。伝承野菜の多くは病気や害虫に弱く、また、種を自分で採取する必要があるため、品種改良された野菜よりも手間がかかります。受け継いでいくためには、その手間に対する価値を認めて食べてくれる人が必要です。山形食べる通信では「食べ物つき情報誌」というスタイルを採用し、情報誌を通じてその価値を発信することで新たな「食べる人」を創出しています。そして現在は、農家さんの高齢化に伴い、新たな「つくる人」の育成が課題となっています。手間に見合った収入が得られ、若い世代へとバトンを引き継いでもらいたい。そのための「仕組みづくり」に多くの方から力を貸してもらえたらと考えています。

伝承野菜という「食べられる宝物」が受け継がれていく未来。

会って食べて「ここだけの話」が聞ける2日間。

伝承野菜に関する他のツアーと最も異なる点は、日頃は発信されない「ここだけの話」を聞けるところです。グルメ目的のお客さんには絶対に話さない「裏側にある課題」を、今回はお伝えさせていただきます。
伝承野菜の未来に可能性を感じている方はもちろん、これまでにない活用方法やスタイル、地域資源を活用した生業に興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。様々な観点から問題を共有し、この瞬間に集まったメンバーによって、伝承野菜の新たな未来をつくっていきませんか?

集合・解散場所 / 時間

  • 集合

    8月 25日(金) / JRあつみ温泉駅

    時間 :

    午後4時 40分

  • 解散

    8月 27日(日) / JRあつみ温泉駅

    時間 :

    午後3時

山形県鶴岡市 温海(あつみ)地域 (人口 約7,820人)

1日目

夜: 
地元のお母さん達が用意した「田舎メシ」で歓迎会

2日目

朝:焼畑あつみかぶの焼畑視察 
昼:早田うり、どんどこ豆視察
夜:懇親会(BBQ)

3日目

朝:ワークショップ

オーガナイザー / 旅の主催者

松本 典子
松本 典子

食べ物つき情報誌「山形食べる通信」の編集長。1983年、山形県鶴岡市生まれ、埼玉県所沢市育ち。首都圏で編集・ライティングの仕事をしていたが、山形県の伝承野菜のドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の監督・渡辺智史と結婚し、鶴岡市へとIターン。2014年に第一子を出産。「山形の文化を未来の世代に残したい」と2015年、子育てをしながら『山形食べる通信』を立ち上げる。2016年には第二子を出産。2週間の産休後、よりパワフルに走り回っている。

冨樫 繁朋
冨樫 繁朋

幼少期を鶴岡市の最南端の港町 鼠ヶ関で過ごす。大学進学を機に上京し、その後インターネット関連の仕事に従事した。そして、37歳の年、2015年7月にUターン。現在は愛する故郷の伝統や文化、社会を次世代に継承するために、着地型観光による地域活性化を目指すNPO法人で、観光コーディネーターとして地域の魅力の発掘・発信・交流人口の拡大の実現に向け励んでいる。

旅の訪問先

伝承野菜という「食べられる宝物」が受け継がれていく未来。

8月 25日(金) - 8月 27日(日)