人々が集う人口減少の最先端。 僻地のまちからの広報戦略

岩手県と秋田県の県境にある岩手県西和賀町。三方を標高1,000m級の山々に囲まれ、平均年間降雪量は10m超。
特別豪雪地帯に指定され、圧倒的な大自然が魅力的な町だが、高齢化率・人口減少化率は共に県内一位。
数字だけ見れば今にも消えてしまいそうな町だが、U・Iターン者をはじめとする移住者や、何度も訪れてくれるファンの方が増えている。その火付け役となったのが、3年前に第三セクターや役場職員、商工会職員の若手を中心につくられた「西和賀まるごと食ってみでけろ隊」。 地元の20代~40代の若者たちが中心となって、全力で西和賀町のPRを進めている。
地元が熱ければ、その熱は伝播する。単純な方程式を愚直なまでに実践するまちがここにある。

  • 開催期間

    4月22日(金)-24日(日)

  • 主な会場

    岩手県 西和賀町

  • 参 加 料

    5万円(東北オープンアカデミーメンバーシップ登録料含む)

  • 定  員

    10名

人々が集う人口減少の最先端。 僻地のまちからの広報戦略

ロシア公演も実現した演劇文化のまち。ふるさとCM大賞「金賞」を受賞。

西和賀町には戦後から続く演劇文化がある。地元町民による「ぶどう座」は、ロシア公演も実現した、地方劇団では名の知られた劇団だ。表現することの文化は、いまの世代にも脈々と受け継がれている。「西和賀まるごと食ってみでけろ隊」は、岩手朝日テレビのふるさとCM大賞に応募し、2014年には見事金賞を受賞(2015年は「おもしろ賞」)。西和賀町に訪れた人を出迎える「歌と踊りの夕べ」は、全力の馬鹿さでおもてなしをするパフォーマンス。このまちを大切にしたいという想いを、
彼らは全力で表現し続け、人口減少等のネガティブな未来を吹き飛ばそうとしている。

人々が集う人口減少の最先端。 僻地のまちからの広報戦略

地域おこし協力隊の7割が
地元出身の若者たち。

地元の若者たちが動きだしたことが、県外に出た地元出身の若者たちにも伝播し始めた。
2015年度の地域おこし協力隊7名のうち、実に5名が地元出身の若者たち。
西和賀町から発信される情報に触れ、「いまこのまちにチャンスがある」と感じて、帰ってきた。
町外のファンづくりも進んでいる。町の関係人口の拡大とファンの育成を目的とした「西和賀夏合宿」を通じて、東京を中心に熱狂的なグループが生まれている。
地元信用金庫と町内事業者、そして外部のデザイナーが協働した全国初のデザインプロジェクトも動きだした。この町の発信への取り組みは加速している。

人々が集う人口減少の最先端。 僻地のまちからの広報戦略

人が集う山奥の旅館。主人と語る旅館と西和賀の未来。

今回のフィールドワークでは、「西和賀まるごと食ってみでけろ隊」に加えて、メインで訪問するのが、湯川温泉の旅館「鳳鳴館」。3年前に横浜からUターンしてきた主人は、まもなく60歳。
老朽化は進み、ひなびてしまった旅館。いまここを、ソトとナカをつなげる場として発展できないか検討を進めている。地域をつくるのは、そこに集う人たちの熱量だ。幾ら綺麗なシナリオがあっても、それをやる人たちの本気がなければ何も生まれない。
熱づくりを愚直にやってきた西和賀町の次なる作戦を、一緒に考える3日間に。

集合・解散場所 / 時間

  • 集合

    4月 22日(金) / 鳳鳴館

    時間 :

    17:30

  • 解散

    4月24日(日) / JRほっとゆだ駅

    時間 :

    14:20

岩手県西和賀町(人口約6,000人)

1日目

夜:オリエンテーション、参加者での懇親会

2日目

朝:
・西和賀文化創造館「銀河ホール」見学
・ぶどう座見学

昼:
・「川舟の家」(古民家)見学
・古民家雪囲い外し体験

夕:
・現地の魅力を感じる「自然ガイド」
・みてけろ隊による唄と踊りの夕べ
・懇親会

3日目

朝:ワークショップ
昼:昼食、解散

オーガナイザー / 旅の主催者

瀬川 然
瀬川 然

西和賀生まれ西和賀育ち。 地元の西和賀高校を卒業後、㈱西和賀産業公社に入社。 現在は生産加工課という部署で、西和賀町の特産品である「西わらび」や「大根の一本漬け」の生産をしながら産業活性化に従事する。 地域の若者を中心に結成された馬鹿者グループ〈西和賀まるごと食ってみでけろ隊〉では副隊長を努め、西和賀を盛り上げる合宿やPR企画を実施。 若者が中心となり地域内外の連携を図っている。

旅の訪問先

人々が集う人口減少の最先端。 僻地のまちからの広報戦略

4月 22日(金) - 4月24日(日)