土地を離れた伝統工芸。50年後を見据えたまちづくり、ひとづくり。

福島県の太平洋沿岸部。人気TV番組、「ダッシュ村」があった自然豊かな浪江町は、東日本大震災とその後の原発事故により、帰宅困難区域に指定されてしまいました。この土地で300年間、代々受け継がれてきた伝統工芸「大堀相馬焼」の窯元たちも、県内外への避難を余儀なくされました。一時は消滅の危機にあったこの伝統産業を舞台に、前代未聞の試みが始まっています。50年後に帰還できることを信じて、大堀相馬焼やそれに関連した事業を次々に生み出すことで、50年後を見据えたまちづくり、ひとづくりが始まっています。

  • 開催期間

    6月 24日(金)-26日(日)

  • 主な会場

    福島県 西白河郡 西郷村

  • 参 加 料

    5万円(東北オープンアカデミーメンバーシップ登録料含む)

  • 定  員

    6名

土地を離れた伝統工芸。50年後を見据えたまちづくり、ひとづくり。

300年の伝統工芸が震災により崩壊の危機に。

大堀相馬焼は江戸時代から300年続くとされる伝統的工芸品。熱い湯を入れても手で持ちやすく、冷めにくいように二重構造になっており、粘土とうわぐすりの収縮率の違いで生じるひび割れ「青ひび」が独特の文様になります。25軒あった窯元は、原発事故で県内外に散り散りになり、それぞれの地で再開を果たしたのは約半数に留まります。元々右肩下がりだった伝統工芸。その危機が加速した今だからこそ、従来の常識に縛られない、新たな発想が求められています。

土地を離れた伝統工芸。50年後を見据えたまちづくり、ひとづくり。

残す伝統と、壊す伝統。危機を逆手に取った逆転のシナリオ。

フランスや中国などを中心とした海外への新たな販路開拓。伝統的な絵柄にこだわらず、若手アーティストとコラボした新デザインでの商品開発。全国の窯業者とも連携した生産体制づくり。これまで手をつけてこれなかったこと、タブーとされていたことにも、次々と挑んでいます。何が正解なのか、それはわかりません。でも、50年の時間をかけ、その間、事業を継続していければ、そこには新たな文化や伝統が、人々の間に根付くはず。仮に、町に帰れなくなったとしても、それを語り継げるだけの体制が完成していると思っています。

土地を離れた伝統工芸。50年後を見据えたまちづくり、ひとづくり。

福島県内の窯元を巡り、新たなシナリオを考える3日間。

手を止めることは、産地が消滅することにつながります。知恵を出し、行動し続けることで、50年後には多様なバックグランドを持った、今までにない新たな産地、そしてまちづくり、ひとづくりができるはずです。今回のフィールドワークでは、白河、浪江、二本松と、福島の様々な場所を巡り、散り散りとなってしまった産地の現状に触れていただきます。そして、これから50年後に帰還できると仮定し、どのようなネットワークづくり、事業づくりを行っていけるかを一緒に考える、未踏のフィールドワークです。

集合・解散場所 / 時間

  • 集合

    6月 24日(金) / 新白河駅新幹線改札

    時間 :

    15:00

  • 解散

    6月 26日(日) / 郡山駅

    時間 :

    15:00

福島県 西白河郡 西郷村(人口約19,850人)

1日目

夕:
松永窯にて陶芸教室

夜:
懇親会

2日目

朝~昼:
浪江町・南相馬市を視察

夕:
ディスカッション

夜:
参加者・関係者で夕食

3日目

朝:
フィールドワークの振り返り

オーガナイザー / 旅の主催者

松永 武士
松永 武士

福島県浪江町出身。 慶應義塾大学在学中に創業し、日本だけでなく、中国・カンボジアにてヘルスケア事業を展開する。 東日本大震災をきっかけに事業を譲渡し、日本に帰国。家業である伝統的工芸品「大堀相馬焼」の販促・プロデュース事業に携わる。 「AERA が選ぶ日本を突破する100人」に選出。 One Young World 2014 JAPAN Ambassador

土地を離れた伝統工芸。50年後を見据えたまちづくり、ひとづくり。

6月 24日(金) - 6月 26日(日)